いいタイヤの選び方

タイヤ・ホイール

タイヤの性能=車の性能

ハッキリ断言します
どれだけ凄いスーパーカーを乗っていてもタイヤの性能以上のパフォーマンスはできません。

つまりタイヤの性能が悪ければ自動車の性能を活かしきれません。
逆にタイヤの性能が良ければ車の性能は上がります


つまりあなたの車に合ったタイヤを履いていないと
自動車の性能を発揮できず燃費も悪くなり
予期せぬトラブルを起こしてしまい
結果、お金の面でも損をしてしまいます。

なのでタイヤの構造を理解して
あなたの車に合ったタイヤを知りましょう。

1 タイヤの構造


これはタイヤの断面図です。

聞いたことのある名称もあるかもしれませんが
今回一番知ってほしいのは
⑤ベルトです。

「ワイヤーが出ているから交換ですね」って言われた事ありますよね。

あのワイヤーが何本も密集して作られるのがベルトです。

人間で例えると筋肉ですかね。

少しふくよかな人を想像してみてください。

まずカーカスというタイヤの形を形成する骨があります
その上にベルトという筋肉があり
そのカーカスとベルトを包み込む形でゴムという脂肪が乗っている感じですね。

まぁゴムを脂肪に例えるのは可愛そうですが

そんなイメージです。

1-2 ベルトの役割

ではなぜベルトを知ってほしいかというと
先程もいいましたがベルトは筋肉です。

ふくよかな人でも走るのが速かったりする人っていますよね。
あれ見ため詐欺ですよね。
そういう人の脂肪の奥にはしっかりした筋肉があるんです。

基本的にタイヤの中にベルトは2枚重なっていて
その強靭さで矯正下着のようにカーカスを締めつけ
タイヤの形状を保持して
タイヤ全体の剛性を高めています。


更に外からの衝撃を吸収する役割もあります

まさに縁の下の力持ちです。

そのベルトが
どれくらいの範囲を占めているかで
タイヤの性能も変わってきます。

1-2 その他の内部構造の役割

⑥カーカス 全体の形を決定するタイヤの骨組みで、衝撃や荷重、空気圧に耐えるパーツ
⑦ビード
ピアノ線を束ねたもので、圧力や遠心力によるカーカスコードの引っ張りをしっかり受け止め
ホイールのリムに固定するパーツ

その他にもインナーライナーやスタビライザー、オーバーレイヤーなどの構成パーツがあります。

2 タイヤの性能グレード

タイヤを形成しているパーツ一つを取り上げても
これだけの役割をもっている事をご理解頂けましたでしょうか?

ただ量販店などでタイヤを見ながら
「あーこれはいいベルト具合だなぁ」なんてのはまず分かりません。
そんな方がいたら変態です。

なので誰もが見てわかる性能グレードを設定しました。
性能グレードは日本自動車タイヤ協会なる所が出す試験結果を公正かつ厳密に審査して出しています。

2-1 転がり抵抗性能

タイヤが回転する時の抵抗を抑え回転しやすくし
燃費を良くする性能ランク
です。
AAAからCの5段階評価

2-2 ウェットグリップ性能

路面が濡れているともちろんグリップ力は落ちます。
雨天時でもどれだけタイヤが制動してくれかの性能ランク
です。
aからdの4段階評価


実はこの2つの性能は水と油の関係性
一つを特化するともう片方は性能ダウンしてしまうのです。
よくよく考えればわかりますよね?

1つはタイヤが転がりやすくする性能
もう片方はタイヤの回転を止めたい性能
なのですから

3 エコタイヤとプレミアタイヤと廉価タイヤ

タイヤのざっくりとした性能が理解できましたら
次はタイヤの種類です。

3-1 低燃費タイヤ

おそらく皆さんも低燃費タイヤを履いていると思います。
新車装着のタイヤでシェアはものすごく多いですね。

先程の性能グレードの

  • 転がり抵抗性能 A 以上
  • ウェットグリップ性能 d 以上

この2つをクリアしたタイヤが低燃費タイヤになります。

燃費も良くなりウェットグリップもある一番バランスのとれたタイヤです。
値段も安く低燃費タイヤを購入される方は多いはずです。

3-2 プレミアムタイヤ

コンフォートタイヤとも呼ばれますね。
一番の売りは静粛性です。
乗り心地のいいタイヤでミニバンやセダンなど高級車に履かれています。

ウェットグリップ性能もあり走りに安定したタイヤですね。

ミニバンなどの身長の高い車はタイヤのノイズが反響しやすいのでプレミアムタイヤを履かれる方は多いですね。
ただ値段が高くタイヤを購入する際にグレードを落とす方も多いのではないでしょうか?

3-3 ベーシックタイヤ

低燃費タイヤでもプレミアムタイヤでもなく
物凄く安いタイヤを購入される方もいらっしゃると思います。

アジアンタイヤとも言われますが
国産タイヤでは廉価タイヤとも言われるものです。
廉価とは英語でチープという意味です。

メーカーが
昔作っていたタイヤ工場を使い
昔のパターンのタイヤを新しく作っています。

ただ値段は安く知ったメーカーのタイヤなので安心して購入してしまいますが
昔の設計図で作っていますので
今のタイヤに比べると性能は天と地です。

溝の減りも早くあまりオススメできるものではありません

もう車を入れ替えようと思っているのにタイヤを交換しなくてはいけない
そういう状況ならありですね。

まとめ

タイヤを選ぶコツとしては各メーカーが出す一番安いタイヤの
次に高いタイヤが大体スタンダードな低燃費タイヤ
なので
迷ったらそのタイヤを買えば間違いはないでしょう。

もっといいタイヤが良ければその次に高いタイヤがベストです。
あまり高すぎても所詮タイヤは消耗品なのでいつかは交換しなければいけません。

逆に安ければいいと安価なタイヤを履かれると
自動車の性能を活かしきれず
タイヤに無理をさせ、すぐにタイヤを交換しなくてはいけなくなりますし急なトラブルのもとになります


あなたの車に合った性能のいいタイヤを履くことが
結果、一番の節約になります


正直な話
タイヤの量販店やカーディーラーでタイヤを買うと高くつきます

ネットで売られているタイヤの価格は
ほぼほぼカーディーラーなどの入りの値段と変わりません。
むしろそれ以下の時もあります。

なので少しくらい高くていいタイヤを付けても元は取れます。

【TIREHOOD】のような今の時代に合ったサービスを
一度ご利用になってみてもいいかもしれませんね。

 

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