カーナビの取り付け方~図を使って詳しく解説

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カーナビの取付け方~図を使って詳しく解説

自動車のナビの取り付け工賃は意外にいい値段しますよね?
ナビの取り付けだけであれば自動車にもよりますが
プロの方は30分〜1時間で取り付けてしまいます。
それでいて工賃は1.5万円〜2万円かかってきます。
本当にいいお値段です。

ですがナビ取り付けは実は簡単です。

最低限の知識さえあれば
誰でもナビをつける事は可能
です。

もうすでにネットや量販店でカーナビ車種別取付けハーネスは購入済みだと思います。
そこでどのメーカーのナビも共通して
押さえておくべき知識と取り付け方を詳しくご紹介します。

1 最低限 必要な工具

まずは必要な工具です。

ドライバー 

パネル外し用の薄いヘラ

プライヤーペンチ

ニッパー(ハサミ)

ヘラ ステンレス製

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【Snap-on】ダイアゴナルカッター 160mm 

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正直これだけあればなんとかなります。

後は必要に応じて

絶縁テープやインシュロック 配線をまとめる

マスキングテープ パネルの傷を防止するため

ソケットレンチセットとラチェットレンチ

  内張りにネジではなくてボルトを使っている場合は必要になります。
 私の経験上ヘックスは10と8さえあれば問題ないです。
  ですので安いラチェットセットで十分です。

【TONE】 ソケットレンチセット 17点 750M

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後、効率を求めるのであれば

プラスチックリムーバー 何かと使い勝手がいい

ビットラチェットセット
  車種によってパネル周りのネジ頭が
 プラスではなくトルクスだったりしますのであるといいです。 

内張り剥がし パネルはがしリムーバー

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【TONE】ビットラチェットセット BRFS27

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②ヘラはもんじゃ焼きを食べる時に使うような小さいヘラです。
大きさといい硬さといい薄さといい本当に使えます。
どんなパネル外しをする時も必ず使いますし
ルームランプのカバーを外す時なんかも使えますので
安いものですし用意してください


ヘラに厚みがあって隙間に入らない時はヤスリや砥石で厚みを減らしてみてください。

※Point

①のドライバーはラチェットドライバーだとすごく効率がいいです。
頭のプラスやマイナスのソケットを変えるだけで色々なドライバーにもなりますし
⑨のビットセットのビットも使えドライバーとしての幅が広がります。
何よりSnap-onのラチェットドライバーには先端に磁石があり
外したネジを落とさなくて済みます

ネジがインパネの奥深くに落ちて大変な目にあった方は多いので はないでしょうか?
少し高価ですがおすすめです。

2 作業前にやる事

自動車の電装品を触る時は
バッテリーのマイナス端子を外しておいたほうが安全
です。

端子を外さずにやるのであれば
不用意にACCにしたりエンジンをかけたりしてはダメです。

後は常時電源の配線に気をつければ問題はないです。
ただし
配線のつなげ方や常時電源と工具が触れただけでアースが落ち
どこかしらのヒューズは切れてしまします。
最悪エンジンがかからなくなることもあるので自己責任でお願いします。

ですのでバッテリーのアースは外して作業することをおすすめします。

※常時電源とは
 その名の通り常にバッテリーから電源が流している線になります。
  車体側の配線の色は様々ですがナビ側の配線の色は黄色になります。

3 配線の知識

カーナビ側の配線は色を見せれば何の配線か分かるよう
どのメーカーも統一しています。
ですので車体側の配線の色が全然違う色でも
コネクターを繋げてしまえばすぐに何の配線かわかります。

要は常時電源は黄色ですので
コネクターを繋いだ先の車体側の配線の色が何色でも
黄色の先は常時電源の配線になります。

色と配線の種類

黄色=常時電源
赤色=ACC電源
黒色=アース

橙色=イルミネーション

緑色=左後スピーカー
紫色=右後スピーカー
白色=左前スピーカー
灰色=右前スピーカー

青色=アンテナ電源とアンプ電源

桃色=車速
紫白=バック
黄緑=パーキング

車種別の取り付けキットに入っている
車両とナビをつなげる接続ハーネスのイラストになります。
カーナビの配線をこの接続ハーネスにつなげて
車両側のコネクターに差すだけ
になります。

※上記のイラストはトヨタ用の接続ハーネスです。

※Point

社外ナビではどのメーカーも配線を加工すれば
走行中にTVを見る事ができます。

右の写真はナビの電源ハーネスになります。
ここの黄緑の配線 (パーキング) を黒色の配線 (アース) に繋いであげるだけです。

パーキングの配線を④ニッパーで切って
エロタップ(エロティカルタップ)でアース線に繋げるだけです。

4 ナビ周りのパネルの取り外し方

パネルの取り外しに関して

基本はどの自動車のパネルも

ビス止めされているか ツメで刺さっているか

なので手で引っ張るか②ヘラもしくは⑧プラスチッククリムーバーを使えば取り外せます

大体はプラスチックでできているツメなので
新車でない限り簡単に取れるはずです。

※Point

外すパネルをドライヤーなどで温めてあげると取り外しやすいです。

※ドライヤーの風をあてすぎると変形や変色になりますのでご注意ください。

ただし闇雲にコジッたり引っ張ったりしてもとれませんよ。

必ずツメがある付近を掘り出すイメージ

外したいパネルと外さないパネルの隙間に②ヘラもしくは⑦プラスチックリムーバーを刺し込み

後はテコの原理
ですね。

5 パネルを外す順番・ツメの位置

自動車によってパネルを取り外す順番がありますので
そういった時はALPINEのホームページに車種別に
構成図がありますので参照
してください。

調べ方は「アルパイン」とググってアルパインのホームページを開いてください。

上のバーに【お客様サポート】をクリック

右側の【製品適合情報/取り付け情報】の【クルマ別製品取付け情報】をクリック

メーカーと車種と年式を選択してください。

最後に忘れずにオーディオレスを選択してください。

これ以上はネットで写真を出すことができませんので
ご自身で確認してくださいね。

電源などのコネクターの位置や
車速やリバースの配線の位置なども掲載されていると思いますし
粗方のナビパネルの構成図も掲載
されていると思います。

6 各パネルの外し方

大体ナビ周りのパネルを外すことができましたら

助手席側のグローブボックスとAピラーを外しましょう。
アンテナの配線やGPSの配線をまとめるのにすごく楽
です。

6-1 グローブボックス

グローブボックスはビスも何もなければ開いた状態で
引っ張れば取り外せます。

だいたいのメーカーは aのところにストッパーがあり
Aを左右から挟みながら手前に倒します。

三枚目の四角い点線のところにグローブボックスの接合部分がありますので
矢印の方向に引っ張るだけです。

※注意
車種によってはビス止めしてあるので①ドライバーや⑨ビットラチェットセット を使って外してください。
ビス止めしてあるグローブボックスにはツメで刺さっているものが多いのでツメの辺りを引っ張 る要領でやってみてください。

6-2 Aピラー

Aピラーとはフロントガラスの左右にあるパネルのことです。
これも簡単に取り外しできます。

ウエザーストリップを外しアシストグリップがある車両は外しましょう。
ダッシュ面に傷防止のマスキングは貼ります。

後は矢印の方向に引っ張るだけです。
この時クリップの位置を確認してその付近を引っ張ると簡単に取り外すことができます。

ピラーガーニッシュがある車両は外しておきましょう。

7 カーナビの取り付け方

ここまでくれば後は購入したカーナビの説明書どおり取り付けていくだけです。

7-1 配線の取り回し

まずはアンテナとGPSです。
説明書だと両側のAピラーを外すと書いてあると思いますが助手席側だけでOK

運転席側に貼るアンテナの配線は本来、メーター裏や国産ですと運転席足元を通してきますが
助手席側に持ってきてしまえば助手席側のAピラーだけ外せば問題ないですよね。
外す必要のないパネルは極力外さずにいきましょう

ただしフイルムアンテナの位置によっては右ピラーも外す必要があります。
それでも配線だけは助手席側に全て持ってきてまとめるようにしましょう。

GPSに関してはダッシュボードの上に置きます。
ただ見栄えが悪いのでAピラーの下やカーナビの裏に隠してもさほど問題ありません

アンテナやGPSの配線は助手席側のピラー奥から外したグローブボックス側に通していきます。
後はナビ裏まで持ってくればOKです。

7-2 カーナビ裏の配線

カーナビ裏の配線は【3 配線の知識】を参照して
車種別の取付けハーネスとカーナビのハーネスを繋げていくだけです。
同じ色に同じ色の配線を繋げるだけなので難しくはないはずです。

完成したハーネスを車両側のコネクターに差します。

カーナビに接続するコネクターに関しては

  • ナビの電源コネクター
  • 外部入力・出力のコネクター
  • ラジオプラグ
  • GPSのコネクター
  • TVアンテナのコネクター

後は必要に応じて

純正バックカメラの変換ハーネス
USBケーブル・HDMIケーブル
くらいです。

7-3 ステアリングリモコンの接続

最近は純正ステアリングリモコンを社外ナビでも使うことができます。

ハンドルについているカーナビ用のリモコンのことです。
配線を2本から3本つなげるだけで使えるようになりますので
ステリモがついている車両は必ず接続しておきましょう。

カーナビの配線に
ステアリングS/W 1
ステアリングS/W 2
ステアリングS/W アース
の3本の線が出ていると思いますので車種別にはなりますが
そのうちの何本かを繋げるだけでステリモが使えるようになります。

繋げ方は専用の接続ハーネスを購入したり
エロタップで繋げるだけです。

まとめ

いかがでしたか?
カーナビの取り付けはさほど難しくはないのではないでしょうか?

押さえておくポイントさえ分かればカーナビの取り付けは誰でもできます。

最近ではメーカーからナビ付きの車両が増えてきました。
もちろん純正ナビの性能はすごく良く
ナビとオペレーターを繋ぐ○○コネクトなるものもあり
しかも画面も大きい。
言う事ないですね。

ただ昔から純正ナビは高いです
今は比較的安いカープレイナビが純正で付いてきますが
使えるアプリは限られていてますし
TV、CD、DVDなどはオプションでつける形ですよね。

値段の割には性能が普通すぎて
そこまで魅力を感じないといったところです。

そうなるとやはり純正ナビより安い
社外ナビを付けられる方は多いのではないでしょうか。
いろいろなオプションハーネスもあり純正のカメラやステリモも使えますし
社外ナビといっても純正ナビに引けを取らない性能もあります。 

今はネットでどんな情報も掲載されていますので
一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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