整備士が高収入の時代
最近では若者の自動車離れが進んでいて車に興味のない子が多いですね。
なので自動車整備士になろうという若者もかなり減ってきました。
そんな自動車整備士ですが今後は高収入の職業になります。
その理由を順を追って解説していきます。
1 整備士を辞める理由
残念なことに自動車業界では自動車整備士の不足がとても深刻な状況です。
冒頭でもお話した通り整備士になろうという若者が少なく
更に整備士を辞められる方が増えてきてます。
1-1 給料の安さ
なんといってもまずは給料面の安さではないでしょうか?
全国的に自動車整備士の給料はどれくらいなのだろう?と
これから自動車整備士の資格を取ろうという方や
現在、自動車整備士として働いている方なら一番気になるところだと思います。
厚生労働省の発表によりますと平均年齢が37歳
平均年収がざっくり430万円がでした。
安いと思うか高いと思うかは人それぞれだと思いますが
ほとんどの整備士は安いと思ってるのではないでしょうか?
1-2 人間関係
整備士は職人肌の方と体育会系の方が多く
人付き合いが意外にめんどうに感じることが多々あります。
ディーラーではどうしても営業ファーストの考えが抜けず
給料面では営業マンに勝てる事はないですし急な仕事を押し付けてきます。
1-3 過酷な労働環境
最近では冷暖房完備の工場ができて来ましたが
ほとんどの工場は自動車の排気ガスを外に出さないといけませんので
天井が高く風通しがいい造りをしています。
要はほぼ外ですね。
なので夏は暑すぎてく冬は寒すぎるという環境です。
他にも自動車に使われるオイルやLLCなど危険物も多く
毎年、全国のどこかで整備中にリフトに挟まれたりや工場内での事故死は必ずあります。
整備士が辞める理由は
仕事内容と給料が割に合ってないというのが本音だと思います。
実際に私もディーラーに勤めていた頃の
繁忙期なんかは朝8時に出社して帰りは夜中の1時に帰宅
次の日また8時に…と地獄のような日々を送ってきました 。
2 整備士が重宝される時代
そんな背景がある為、整備士の離職はあとをたたず
全国的に整備士不足の問題をかかえる自動車会社は少なくありません。
なので整備士の確保と離職防止の処置を
どの自動車会社も取り組んでいるのではないでしょうか?
2-1 国家資格の獲得を出資
無資格で採用し、仕事をしてもらいながら同時に資格を取らせていく形をとったり
大手自動車会社なんかは専門学校のお金を出資して卒業後は自社に入社させ、一定期間勤続すれば専門学校のお金は返さなくてもいいといった会社まであります。
本来、専門学校や短大で200万円から300万円かけてとる国家資格の資金を
出してもらえるわけです。
これはありがたいですよね。
2-2 ストレス緩和
工場に冷暖房完備にしたり
給料の大幅アップをしたり
休日の増加と残業の減少をきめたりと
なるべく整備士のストレス緩和に取り組んでいるわけです。
そうです!やっと整備士は重宝される時代になってきたのです。
まとめ
今後、自動車の進化とともに整備士の技術向上が求められています。
今からもっともっと整備士が必要な時代が来ます。
そんな中、圧倒的な人手不足が整備士の給料の底上げの要因ですね。
少し前に話題になった保育士不足による保育士の給料引き上げの様に
近い将来、整備士不足による整備士の給料引き上げが
国政で取り沙汰されるかもしれませんね。
整備士は専門性も高く、重宝される時代になっていきますので
今後、整備士の方は仕事に見合ったお給料を頂けるのではないでしょうか。